カントン包茎の治療はまずは診断からです
男性は生まれた時には全員包茎ですが、地域や生活習慣によっては割礼を行い包茎手術をするのです。
しかしそれ以外は全員が包茎であって、10代の思春期前後に体の成長に伴い発育してゆき、男性器であるペニスも成熟してゆきます。
丁度この頃性の目覚めを迎えて自慰を覚えたり、自分自身の男性器にも注目するようになるのです。
海綿体に血流が流れ充血して、陰茎が増大することを勃起と言いますが、この時は自然と包皮が外側に押し出されて剥けてゆき、亀頭部が露出します。
この剥けた状態がペニスの成熟になりますが、人によってはこの成熟具合に個人差があるのです。
仮性包茎は自分の意思で亀頭を露出できることであり、勃起状態でも同様の剥けた状態になります。
真性包茎は自分の意思では剥けなかったり、剥いても直ぐに戻ってしまうのです。
カントン包茎は包皮は剥けても包皮口の広さが不足していて、陰茎を圧迫してしまう状態になります。
この包茎の状態を診断することから治療は始まります。
カントン包茎のデメリットと手術について
包茎についての診察が終わり、カントン包茎であると判断されたのならば、自分の意思を尊重しての行動になります。
手術をするか経過観察するかになりますが、治療のためには手術をしなくてはいけません。
放っておいても治療にはならないからです。
仮性包茎の場合には機能的な問題がなければ治療は必要ありませんが、真性包茎やカントン包茎で症状が重い場合で医師の診断により、保険適用で外科手術をすることが出来ます。
とくにカントン包茎は無理に剥くと元に戻らず、鬱血して危険なこともあるので器官的な問題を持っております。
鬱血状態が続くと内出血が起こったり、最悪の場合には壊死してしまうので日常生活に支障があるのです。
勃起をして亀頭が露出する段階でも同様のことが起こる危険性があるために、性交渉なども行為として危険性が伴ってしまいます。
だからこそ生活や妊活などをするためには、医師の診察から治療を行うことを積極的にしなくてはいけません。
まとめ
カントン包茎は包皮口が狭いことや、皮全体の長さが短いことで起こる勃起不全の一種です。
勃起をすることで陰茎部が締め付けられて血流が悪くなり、内出血や酷い場合では壊死を起こしてしまいます。
包皮口を切除して広げて形成することで、締め付けなく亀頭部を露出させたり、皮部分を形成させながらカリ部の下部分で縫合することで負担なく勃起出来るような状態に治療します。
仮性包茎や真性包茎と判断が付かない場合があるので、泌尿器科や美容外科クリニックの受診で診察してもらうことが必要です。